何かとフェティッシュなシャンパーニュメゾン、パイパー・エドシック。
マリリン・モンローの目覚めに寄り添い、カンヌ国際映画祭の公式シャンパーニュの栄誉に浴する、シネマジェニックな赤いボトル。
かつてはジャンポール・ゴルチエとコラボして、ボトルをコルセットで包んでみたり、網タイツを履かせてみたりと、迸る妄想力でやんちゃの限りを尽くしたコチラのメゾン。
(つ証拠画像: https://goo.gl/loJJ0p)
最近はラテックスのフェイク・クロコダイル(これまた真っ赤!)で全面をカバーした「ボディガード」なんてグラマラスなアイテムを出してみたりと、とかくビジュアルインパクトに事欠かないラインナップを誇るわけです。
そんなフェティッシュメゾンが繰り出した次なる一打がコチラ。
「パイパー・エドシック レア ヴィンテージ」。
...あれ?
ちょっと地味?
たしかにスペシャル感あるし、ゴールドなラベルはシックでオシャレだけど。
かつてアレだけフェティシズム大暴走なアイテムを出してきたパイパーがコレ?
いいのかそれで!もっと本気を見せてこいよ!!
なんてね。
思うでしょ。
そう思っちゃうでしょ。
でもね。
でもでもね。
さすがは我らがパイパー・エドシック。
このシャンパーニュ、持ってるんです。隠し技。
このゴールドのラベルをね、ぺりぺりと剥がしますと。
...あれ、なんか似てる。
キラキラで、緩やかなカーブを描くこの形。
お姫様が頭にのっけてるアレ。
そう、「ティアラ」!
(つ証拠画像: http://goo.gl/9a9Rlg)
フェティッシュ系シャンパーニュの最前線をひた走ってきたメゾンが放つ、まさかのお姫様系。
しかもシャンパーニュ→ティアラという、変形変則のインパクト。
カジュアルな心構えで披露するにはあまりにも気恥かしいこの隠し技、必中必殺のチャンスがあれば、是非ご活用ください。
みんなご存知、ヴーヴ・クリコ。
あのオレンジ色のヤツでしょ?
しかり。そうです。その通り。
おいしいけどメジャー過ぎてツマラナイ?
なんてこと言うんですか!!みんな知ってるからこそできる戦い方だってあるんです。
例えばほら、この"トラベラー"パッケージ。
持ちよりのホームパーティーで「ちょっとワイン持って来たんだ~」。
そんでもってこのバッグをテーブルにオン。
「あれ、なんか見たことあるオレンジ色?なに入ってんのカナ?」
そんでもってパカッと開ければ、中からは安心おいしいあのシャンパーニュとオフィシャルグラスが冷え冷えでバーン!
ほら見えてくる、勝てるシナリオ。
ヴーヴ・クリコは、これ以外にも手を替え品を替え、定期的にあらゆる手段で「シャンパーニュのある場」のプレゼンテーションをアゲてくれるパッケージを提案してるので、全部まとめて要チェック、です。
その名前が既にキラキラ、クリスタル。
かの老舗シャンペーニュメゾン、ルイ・ロデレールが誇る最高峰のプレステージ・キュベ。
そもそも名前が「クリスタル」ですから、このコに至っては見た目すら不要です。
味覚より嗅覚より、視覚さえも先取りして、その名の響きで、聴覚で勝ちにいけるブリリアントネーム。
「ドンペリ」? ちょっと夜の匂い。(そもそもフルネームってなんだっけ?)
「クリュッグ」? 聞いたことあるけどなんかマニアック。(美味しいけど、存在感すごいしね)
そこに来て凛として響く「クリスタル」。
名前すらもキレイめなこの一本で、場が最高に華やぐこと間違いなし。
ヒップでホップでアルマン・ド・ブリニャック。
パッと見、ゴリゴリ★ゴージャス。
お値段、クレイジー★エクスペンシブ。
ノンヴィンテージでもこのお値段。
コスパ? なんですかそれ?
セパージュ? そんなものよりもっと大事な分かりやすさがある。
ゴールドがお嫌いなら、他にもピンクやグリーン、意外といろんな色でラインナップされてます。
ただし、どれもギラッギラなので、そのつもりで!
あなたも私もベルエポック。
ボトルデザインはご存じエミール・ガレ。
100年前のデザイナーの手がけたボトルで飲めるシャンパーニュって点でもポイント高し。
ビジュアルを追求するなら、ボトルのエッチングが際立つほんのりピンクのロゼで。
ほら、やっぱりロゼのシャンパーニュって気分上がるでしょ?
みんな大好きアンドレ・クルエ。
スウェーデン王室も御用達。
そこの最上級キュベがコレ。
ボトルをぐるり包むワラを取り除くと、中からはシャンパンゴールドのエチケット。
シャンパーニュ in シャンパンゴールド。
素朴な藁とゴージャスなボトルのコントラストでオンリスト。
ピノノワール100%に由来する力強さと華やかさも素敵。
コメント0件